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2019年8月

2019年8月21日 (水)

ホームページに新しい資料を掲載

「エサやりしていたら、苦情が出てしまい、揉めに揉めて、でもエサやりを止めることなど考えられず、地域はいよいよ険悪、人間関係は完全崩壊、事態は悪化のスパイラル・・・」

よくある話だと思います。

そんなときに、町会が対策に乗り出してくれたり、あるいは、エサやりしていない地域住民が立ち上がってくれたり、あるいは、行政担当者が地域の調整に乗り出してくれたりすれば、事態は徐々に収束していきます(それでももちろん、紆余曲折は避けられませんが)。

 

けれども、多くの場合、そんな展開は期待できないのが現実ですから、エサやりさん自身でなんとか事態を打開せねばなりません。

エサやりをしていて揉めてしまった場合に、エサやり仲間で対策を進めるにはどのように考え、どのように対策したらよいのかを、まとめてみました。

もしも、仲間でエサやりしているのであれば、あるいは、地域内の他のエサやりさんと交流があるのであれば、参考にしてみてください。

https://www.chiikineko.site/presen

「D 地域の有志で対策する(エサやりしていてすでに揉めている場合」が新しく作った資料です。

 

ノラ猫トラブルの態様は地域ごとに異なりますから、私の資料がそのまま適用できない場合も多いと思います。

ですが、考え方や動き方について、何らかのヒントになれば、とてもうれしいです。

 

作ろうと思っている資料はまだまだあります。

時間はかかると思いますが、ひとつひとつ作っていきます。

困っている方(一般住民さんだけでなく、愛猫家の皆さんも)のお役に立てますように。

 

2019年8月11日 (日)

「仕事だと思えばどうってことないし」

その昔、この世界に関わり始めたばかりの頃、私が全面的に手本にさせていただいたボランティアさんがいました。

その方は、自分が住んでいない地域なのに、地域の人達をサクサクとコーディネートし、町会の偉い方とも話を付けて、実に見事に、地域の皆さんを巻き込んで対策を進めていました。

個性的な住民さんを相手にしながら、愚痴も不平不満も言わず、行政に要求を突き付けることもありません。

色んな人への気遣い、段取りの良さ、手際の良さに、舌を巻いたのですが、「凄いですね~」と感心する私に、その方は平然と仰いました。

 

「いや別に。仕事だと思えばどうってことないし。」

 

なるほど、と思いました。

仕事と同じようなものだと思えば、やるべきことを淡々とやるだけのことですよね。

仕事ならば、取引先が「この人と仕事をしたい」と思ってくれるように色々と頭を使うことが大切な訳で、ブーブー文句を言っても損するだけです。

ましてや、自分の信じる正義を相手の顔面に投げつける、なんていう仕事の仕方はあり得ません。


どうやったら良いお付き合いが出来るようになるのか、

お互いのためになる関係を築くにはどうしたら良いか、

そんなことを考え、誠意をもって誠実に行動することが、良い結果への近道だと思うのです。

 

目指していることは、自分の正義を押し通すことではなく、色んな関係者と「WIN-WIN」の気持ち良い関係を築くこと。

地域猫活動は、大人の人付き合いの仕方を教えてくれる場でもあると思っています。

 

「仕事だと思えばどうってことないし」

このセリフを聞いてからもう10年経ちますが、今でも、なるほどなぁ、と思うのです。

 

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