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2019年6月

2019年6月29日 (土)

黒子の美学

自分の中には、「黒子の美学」があります。

できるだけ有名になりたくありません。

 

私は、裏方として、成功への方法論を広く共有できる仕組みを構築したいのです。

「地域社会の中でノラ猫問題を解決する手法」は、経験値としてのやり方は、ほぼ確立しています。

しかし、ノウハウが整理整頓されておらず、成功も失敗も、すべては経験談の域を出ていません。

「地域社会の中でノラ猫問題を解決する手法」をちゃんと広めるためには、「具体的ノウハウの整理と共有化」が必須だと考えました。

これが約2年前のことです。

 

要するに、私なんかと知り合いにならなくても、私の作った資料を元に、地域の行政や住民が話し合って、解決できればいいのです。

そう思って、ホームページを作りました。今も、資料の改訂作業を続けています。

 

以前にも書きましたが、私のことなんか忘れ去られてもいいのです。

主役は、地域の方々なのですから。

私の作った資料を元にして皆が対策をしてくれれば、それでいいのです。

 

あちこちに呼んでいただくのは、とてもやりがいがあり、楽しいことです。

沢山の行政マンの方々、住民の方々、動物愛護活動家の方々と知り合いになり、語り合う時間は、私にとって、学びの多い貴重なひとときです。

新しい視野を与えられることも多々あります。

ですが、以前にも書いたとおり、私が直接お話できる方は、限られています。

セミナーに呼んでいただいても、いらっしゃる方は多くても100名くらいです。

 

一方で、全国津々浦々に、猫問題でお困りの行政マン、住民の方、ボランティアさんがいらっしゃいます。

それらのすべての人々とお話しすることは、不可能です。

現地に行かなくてもそれらの人たちのお役に立つには、どうしたらよいのか。

いつも、そんなことを考えています。

 

2019年6月22日 (土)

頑張ったことに無駄は無い

「もう限界です。辛い。苦しい。もう止めたい。でも、ここで止めてしまったら、これまで頑張ってきたことが無駄になる。」

と相談されることがあります。


私は、何かが恒久的に達成されるということを全く信じていなくて、何もかもが時間の流れの中で変化していくし、その変化に抗うことは無理だと思っています。

何かを達成した、と思ったとしてもそれは一時的なことであり、自分のやったことはいずれ流れ去ります。


では、頑張るのは無駄か、というと、そうは思えなくて、ある時期、一所懸命に頑張り、たしかに地域に平和をもたらしたのです。その事実は歴史から消えません。

たとえ、後年、変化に晒され、やったことが跡形も無くなったとしても、やったことは無駄ではないのです。


全ては流転しますが、時間の流れの中で、その時のことはたしかに輝いています。


だから私は、相談されると、

「人生を豊かにするためのボランティア活動です。止めるか続けるかは、人生を豊かにするにはどうしたらよいかという視点で、ご判断ください。止めたとしても、あなたが頑張ったことの価値、貴さは、全く消えません。なによりも、人の心に残っています。」

とお話ししています。


多くの無名のボランティアさん、私は無名戦士だと思っているのですが、その人たちの頑張りの上に、今の私たちがいるのだと思います。彼らがやったことが無駄だったとは、とても思えないのです。


2019年6月 2日 (日)

為せば成る

感動してしまった出来事がありましたので、ご本人のご了解を得て、書かせていただきます。

 

ある地方都市で講演をさせていただいたときのことです。

参加者の女性から、相談を受けました。

 

個人的にエサやりをしているノラさんたちを対象に、去勢不妊手術を進めたいと考えている。

現場は、自宅とは違う街。

地元自治会との関係は悪くない。

しかし、行政がどうにも協力してくれそうにない。

加えて、プライベートな難題も少々あり・・・。

どうしたらいいか、悩んでいる。

 

というような内容でした。

 

私は、ひととおり話を伺って、

「無理のある状況だと思います。撤退した方がいいと思います。」

という助言をしました。

このままでは、孤立無援の中で、下手すると家庭生活までもが崩れるかも、と心配になったのです。

 

数か月後、思いがけずその女性から連絡がありました。

 

関わった猫さんを救いたいため、諦めきれず、撤退はしていない、と。

少しずつ前進していて、地域住民の中に、TNRしようか、という人も現れてきた、と。

行政担当者とは、なんとか良好な関係となるよう心掛けている、とも。

さらに、家庭も良好、と。

 

とても嬉しくなりました。

私の助言に従わず大正解!

助言に従わないでくださって、感謝しかないです(笑)。

私はついつい安全策をお勧めする傾向があるのですが、この方は、ご自身でしっかり考え、前に歩んでくださった訳です。

 

さらに、続きのお話しがあります。

つい先日、その方から久し振りにご連絡をいただきました。

 

県の動物愛護センターの協力を得て、センターを会場として、議員さん対象の地域猫講習会を開いた、というのです。

講義はセンター職員が行い、TNRだけでなく、その先の見守りの大切さを、話してくださったとのこと。

行政担当者も参加し、現場の苦労を理解してくれたそうです。

資料は、光栄なことに、私のスライドを使ってくださったそうです(感謝)。

 

この方、帰路は号泣だったとのこと。

私も涙腺崩壊しました。

 

諦めないという強い思いと、立場の違う人への思いやり

このふたつが揃えば「為せば成る」

 

みんなすごい。

私も頑張ります。

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